【発掘調査が始まりました】

6月13日(月)から、リニア中央新幹線建設に先立って、西浦遺跡の発掘調査をおこなっています。
場所は、天竜川右岸の飯田市上郷飯沼地区の、一段高い丘の上です。
調査は9月いっぱいまで予定しています。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
【西浦遺跡ってどんな遺跡?】
西浦遺跡は、縄文・弥生・古墳・平安時代、中世・近世の集落跡・その他の墓とされており、遺跡の範囲は南北約400m、東西約250mと広範囲にわたります。
2019年の飯田市教育委員会による発掘調査では、弥生・古墳・平安時代の集落跡や、弥生時代の墓(方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)・円形周溝墓(えんけいしゅうこうぼ))、7世紀代の古墳=飯沼塚田古墳が発見され、テレビや新聞でも報道されました。
【調査成果】
これまでの調査で、竪穴建物跡6軒、溝跡2条、柱穴状の土坑約100基、そして古墳の周溝を1基発見しました。この古墳ですが、墳丘は平安時代の荘園開発に際して削平されたものと想像され、現在まで存在すら把握されていないものでした。残存する周溝は、全体の1/4程度とみられますが、古墳がこの地に築造されていたことは間違いありません。西浦遺跡周辺には、古墳時代の集落が多数存在しますが、それらの集落との関係性を探る上でも、重要な発見と考えています。









【発掘作業の公開】
【長沼小学校の見学】
【城跡でみつかった品々】
【主な出土品 その1】
【主な出土品 その2】
【掘立柱建物跡】
【東西方向の柵列跡、溝跡、土坑列】
【火葬施設跡(SX13)から出土した炭化物、焼土、焼骨】
【火葬施設跡(SX12)の 銭貨3枚の出土状況】
【調査終了式】
【縄文時代の竪穴建物跡】
【弥生時代の竪穴建物跡】



【写真撮影】
【計測】
【文字の判読】
【立正大学教授 時枝務先生の指導】




















